直近の演奏会の開催予定について
ブラック・ダイク・バンドは、1816年にイングランドのクイーンズヘッド村(現在のクイーンズベリー村)に、ウィンドバンドとして発足したバンドを起源としている。メンバーにはブラック・ダイク紡績工場のオーナーであるジョン・フォスターがフレンチホルン奏者として在籍しており、のちに経験するバンドの規模縮小を経て、自社に練習室と楽器を用意し、再建したのが、ブラック・ダイク・ミルズ・バンドである。その後ブラック・ダイク紡績工場の経営不振を経験し、1996年に再建されたのがブラック・ダイク・バンドである。
ブラック・ダイク・バンドは数々の大会において輝かしい成績を収めており、ヨーロッパ選手権で13回、全英ブラスバンド選手権で24回、ブリティッシュ・オープンで30回の優勝を飾っている。いずれも大会最多優勝回数である。
また、幾度となくバンドとして来日しており、1984年、1990年、2016年、2017年に来日している。 2019年には2年ぶりに来日し、当団の拠点である大阪でも、河内長野市のSAYAKAホールにて演奏会が実施された。
コーリー・バンドは、1884年に南ウェールズ屈指の炭鉱地帯として知られるロンダバレーで結成された、トン・テンペランス・バンド を起源としている。1895年には、コーリー・ブラザーズ社の会長がトン・テンペランス・バンドの演奏を聞いて大変感動したため、バンドのスポンサーを申し出た結果、バンド名を「コーリー・ワークメンズ・バンド」と改名。その後、スポンサーの変更などにより何度もバンド名を変更することになるが、2007年にはは現在のバンド名である「コーリー・バンド」を取り戻している。
ブラスバンド界のみならず、吹奏楽でも有名な、フィリップ・スパーク作曲「ドラゴンの年」は、コーリー・バンドの結成100周年委嘱作品として作曲されたものである。
当団では、Spring Concert 2018 で、コーリー・バンドの首席トロンボーン奏者であるクリス・トーマス氏(Chris Thomas)を招き、素晴らしい演奏を披露していただいた。